ネコとワタシと小さな暮らし

ネコと私との小さな暮らしを綴ります。

阪神淡路大震災から27年



あの日・・・当地では震度4だった・・グラッとする何秒か前に


目が覚めた・なにっ?地震?時間的にトラック等の通行ではなさそう


今程ネットですぐ状況はわからず、すべての人が携帯を持ってもいなかった。


ムスメを保育園に送り、仕事場へ。仕事場のテレビを観て愕然とした。


高速道路が倒れ、ビルが潰れ、至る所で火災が発生していた。




妹家族は神戸在住。4ヶ月前に初めての子供を里帰り出産し、神戸に帰って


3ヶ月。ようやっと首が座っただろう乳飲み子を抱えていた。


皆無事なのか? まったくわからない。


とりあえず状況はわからないが、救助に向かおう。


この寒さで震えているだろうと、防寒具とタオル、ムスメの赤ん坊だった頃の


肌着を掻き集め、食糧に水にミルクを持って、地理に詳しく運転の上手い叔父


や、母、従兄弟が現場に向かう事になった。



幸い、妹家族は無事だった・・アパートの2階に住んでいて、2階部分の床ごと
落ちたそうだ。地震直後添い寝をしていた赤ん坊に覆い被さり、収まってから
余震のある中、着の身着のまま家族3人で逃げ出した



母達は現場に近づくにつれ、地面はひび割れ盛り上がり、電柱は倒れ、
停電で真っ暗の中をなんとか妹の住んでいた街に辿り着いた。



どうにか居所を探し出し、無事を確認し、妹と姪を実家まで連れてこれた。


それから仮設住宅が決まる迄の半年間、実家で皆で姪を育てた。




その姪ももう27歳・・・神戸の地で午前5時46分に鎮魂の祈りを捧げているだろう




ワタシも今朝は早起きをした。黙祷を捧げるために・・・




あの日、犠牲になられた方、その後関連でお亡くなりになられた方に


心よりご冥福をお祈り申し上げます。