ネコとワタシと小さな暮らし

ネコと私との小さな暮らしを綴ります。

ひとりムスメの結婚・・・⑧



「あぁあ〜〜もう無理!! こんなに不満や不安や愚痴を
 言っておいて、結婚なんか無理!」


女は恋愛や結婚に対して、スパッと割り切れる、切り替えが


出来ると言うけれど・・昨日の今日である。



彼氏にしてみたら、青天の霹靂と言うか・・まさか彼女が


帰った後に、実家でこんな話をしているとは夢にも思わないだろう



だけど・・・ムスメの話を聞いて、ワタシも無理だ・・と思う・・


ギャンブラーではなく・DVでもなく・・酒でも浮気でも


ないのに・・なんで??と思うだろう



親としては、そこじゃないのよ・・飲む、打つ、買うは論外で


そこだけクリアしてればいいってもんじゃないの・・・
 
要は、相手を労わり、慈しみ、思いあえるかなのよ・・



それは、ムスメにも言える事で、彼に不満や不安を持ちつつも


・・私のために仕事を辞めてくれた。。長い付き合いでしかも初彼。

今更別れるなんてと、相手と馴れ合いで目を瞑って、”結婚”に向かう事にした。


お別れと言うか ”破談?” を決めたムスメがワタシに言った。

「私、この先結婚出来るかなぁ〜。この話やめにして」

と、彼に対してではなく、”結婚”というものに未練というか

先の事を心配しているよう

「あったり前でしょうが!!!そんなん秒よ秒!!」

と、なんの根拠もなく、ワタシは言い放った


この先、ご縁がなく、ムスメが生涯一人でも、この決断は間違って

いなかったと思えるような生き方をすればいい。


その後、すったもんだが多少あり、最後は”ガスト”で話をつけた。

ワタシは駐車場で待機。あちらが援軍を連れて来ていれば、

突入するつもりだったが、ムスメはひとり彼からの”罵詈雑言”や

”罵倒”や”大昔の事をひっくり返した愚痴や非難”を浴びせられるのに耐えて、

涙ひとつ流さず、すっきりした顔で駐車場に戻って来た。


彼からしたら、足りなかったかもしれない。

それはそれは、よく覚えているなと思うほどだったという。

付き合い始めから遡り、合鍵をもらえてなかっただの・・

二人で行った旅行の、あの時こうしたかったのに出来なかっただのと

そして、何度も「挨拶の服装はこれでいいか確かめた(ムスメに)」

「自分に非はない」と言っていたそうだ。

「こちらに来たのも、喜んで来たわけじゃない、来てやったのに」

何年も前の事を蒸し返し、ああしてやった、こうしてやったの

オンパレードだった


うん。。そう言いたい気持ちはわかる。こんな事になってごめんなさいね


だけど・・オバチャンから言っていい?

今後もし、結婚を考える相手が出来たら、せめてこざっぱりした格好でね。

それでいいって言われたからじゃなくて・・親御さんにどう貴方が受け取られるか

を考えてね

親は、色んな事を見ているんだよ。娘を任せられるかどうか


服装だけじゃないよ。誠実か?きちんとした言葉使いができるのか?

横柄な態度はないか、周囲の人に感謝しているのか?仲良くできるのか

そして、イザという時に庇いあえるかどうかを


もう少し大人になりなね・・・ママや彼女に判断を任せるんじゃなくね

そして、人の悪口と批判も程々にね




ムスメは指輪の代金をきっちり返し、出来てきた指輪を速攻売り、

ピアスの穴を開け、自分を変えようと努力。

そして、彼や彼の家族のメールやLINE。SNSをブロックして

連絡を繋がりを絶った。


ワタシは敢えて、彼のお母様の連絡先を残しておいた。

一言も二言も、いや言い足りないくらい文句があるだろう。

こうなったきっかけをつくったのはワタシなのだから・・・


そして・・破談から約2ヶ月後、良い仲間だった、後に夫となる彼から

交際を申し込まれる事になる。


続きます・・・